アロエの効能と育て方

アロエは昔から「医者いらず」といわれるほど、たくさんの薬効成分が含まれている植物です。アロエに含まれる成分及び効能には、１００種類もの有効成分があるのではないかといわれています。

アロエの成分は、熱に強くて加工によって効果が減少しないという特徴があります。

代表的な有効成分をあげます。

◆アロイン
⇒アロエの葉皮に含まれる薬用成分です。強い苦みがあります。お通じをよくします。胃腸病に良く効きます。

大量に使用するとおなかが痛くなったり、子宮が充血しますから、月経中や妊娠中は注意が必要です。

◆アロエウルシン
⇒潰瘍の回復を促す抗潰瘍作用、傷・火傷・虫刺されに効果がある皮膚組織回復作用があります。特に火傷は直後に、アロエエキスをガーゼか脱脂綿に浸して、湿布をすれば痕が残りません。

◆アロエエモジン
⇒充血剤・増血剤として、心臓・循環器系の疾患に効きます。内臓の働きや血圧を正常に戻す働きがあります。

◆アロエシン
⇒抗菌作用、抗炎症作用、美肌効果（チロシナーゼ阻害作用）もあるとされます。

◆アロクチン
⇒抗ガン作用

◆アロエチン
⇒細菌を殺したり中和する抗菌や抗カビ作用、解毒作用、免疫力を向上させる作用があります。水虫やイボ、魚の目などを除去する場合もあります。

◆アロエマンナン
⇒抗腫瘍作用、抗炎症作用、新陳代謝を高め肌の老化防止を行う作用。

◆アロミチン
⇒ガんのウィルスの活動を抑制する抗ガン作用があることが発表されています。

◆アミノ酸類・有機酸類
⇒美肌効果（メラニン形成阻害作用）。

◆アルボランＡ・Ｂ
⇒血糖値降下作用

◆サポニン
⇒抗菌作用。